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デザイナーの考える用紙についてのお話し

デザイナーの考える用紙についてのお話し

今日はちょっとグラフィックなお話でもと思い、主に用紙選びについてのお話をしてみたいと思います。

印刷物の制作を考えるときに、例えば印象に残る見た目(デザイン)や、記載する情報という伝えたいことをまとめることももちろん、デザイナーの仕事として大切です。私はそれと同等に印刷方法や使用する用紙も重要であると考えています。

 

私の方ではデザイン以外の部分の制作は外注というカタチとなりますので、ご無理がないように費用面について考えることと、印刷方法や素材などでのクオリティーについてや可能性とを天秤にかけた場合に、最終的にどのように仕上げていくかを一緒に考えていきます。デザインをより効果的に表現するための印刷方法とそれに適した用紙選びといった感じですね。

簡単に言えば大量に安くつくるのであれば、少量にこだわりを持ってつくるという方法を、状況によってはお勧めするようにしています。

 

なぜこのデザインなのかという理由は、話し合いの過程で積み重ねたコンセプトが自然と生まれます。

それと同じように、デザインや制作方法、枚数、表現方法などで向いている印刷方法や用紙の向き不向きがあり、自然と組み合わせのようなものが絞られてきます。

例えば私の方では名刺などを制作する場合に必ずと言っていいほど、

アラベールのスノーホワイトという用紙を使用します。

この用紙は少しザラザラしていて手触りがよく、限りなく白いという印象で気に入っております。

ですがベタ塗りや写真を紙面に使用する場合には少し色斑を注意しなければならない用紙であまり向いておらず、そういった場合はベイビィフェイスという用紙を選ぶようにしています。こちらはなめらかな手触りといった印象で気に入っております。

最近この2枚の用紙は、白い紙選びの基準となってきました。選んでないのではなくこのどちらかを使いたい場合が多いのです。

ご予算的に難しい場合はクオリティーを下げることなく最善の制作方法を探し、デザイン的により効果的な質感が求められれば別の用紙を探すことももちろんあります。

 

数多く存在する白い用紙選びが、実は難しい

紙の質感は微妙に異なる色味と手触りからの向き不向きがあり、印刷方法と紙の関係による色のノリ方、沈みなども考えなくてはなりません。同じ用紙でも厚みが変わるだけでも手に伝わる感触が変わってきます。とても神経を使う部分で、様々な組み合わせを経験していくことも重要かと思います。

選んだ用紙に印刷方法やデザインでさらに変化が加わると、本当に魔法に近いような無限の可能性があるように思います。

なんちゃって魔法使いなのでは?

パートナーである印刷屋さんは信頼できるところだと心強いですね。

 

グラフィックについては名刺やショップカード類の小さな印刷物のご依頼が大変多く、ポスターなど大きな印刷物をつくることはとても少ないです。実際に手に取り触れる機会の多い印刷物は、人から人へと繋がっていく意識でデザインを考えていきます。

小さな名刺一枚でも、これから出会うであろう方とどのような関係が生まれるか、デザインしながらそのきっかけを考えています。出来上がった後の物語を考えるのが、実は私のお仕事です。

 

見た目の印象も良く、ずっと触っていたいと思うような手触りですと、なんだか人の印象に残りやすいと思いませんか?変わったものがつくりたいという意味ではなく、様々な意味でしっかり残るデザインをつくりたい。そこにはちゃんと選んだ用紙であって欲しいと思うのです。

 

ウェブを利用した情報発信が容易に行える現代、せっかく印刷物を制作するのであればこだわりを持って、そこでは伝えきれない優しさであったり、あたたかさ、驚きのようなことを伝えていきたいですね。

デザインとは伝え方、使い方を考えていくお手伝いなのかもしれませんね。

広島のデザイン事務所 greenpoint design|店舗デザイン / グラフィック / Webデザイン
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