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デザイナーの考える用紙とその選択基準についてのお話し

デザイナーの考える用紙とその選択基準についてのお話し

今日はちょっとグラフィックな話しとして、主に用紙選びについてのお話をしてみたいと思います。

印刷物の制作を考えるときに、例えば印象に残る見た目(デザイン)や、記載する情報という伝えたいことをまとめることもデザイナーの仕事として大切です。私はそれと同等に印刷方法や使用する用紙も重要であると考えています。そもそもそれは作る必要があるものなのか?というようなことも考えた上でご提案させて頂いてます。

 

私の方ではデザイン以外の部分の制作は印刷屋さんへの外注というカタチとなりますので、ご無理がないように費用面について考えることと、印刷方法や素材(用紙の質感)などでのクオリティーについてや可能性とを天秤にかけた場合に、最終的にどのように仕上げていくかをクライアントと一緒に考えていきます。デザインをより効果的に表現するための印刷方法とそれに適した用紙選びといった感じですね。制作費用に見合った効果が果たしてあるのかを判断すること、そもそもどういった作り方や伝え方があるのか、果たしてその方法で良いのかも提案のうちに入ります。

例えば、安く大量につくり、それを配布することが良い場合もあれば、そこまで効果を期待できない場合もあると考えています。最終的に何をデザインするかも大事ですが、それをつくること、行うことでどの程度の効果が期待できるか、その効果を少しでも高めるためには何をすべきなのか、ベストな状態とはどういったものなのかを考えなくてはなりません。

大量に安くつくるのであれば、その予算で少量をこだわりを持ってつくる、対象とする方へピンポイントで伝えるという方法を状況によってはお勧めするようにしています。大量に安く作るという状況は、伝えたい何かを広く知ってもらいたいというだとまずは考えられるのですが、それが新聞の折り込み広告やポスティングのようなものは目に止まる機会にはなるものの、そもそも伝えたいことを知ってもらえるのか考えてみて下さい。

ポスティングなどをそもそも嫌っている人も一定数います

自分が考えているように知ってもらうこと、伝えたい意図を正しく認識してもらえることってそんなに簡単なことじゃないと思うのです。どのような業種や事業でもよく思われたいと考えるのが自然なこと、しかし手当り次第にポスティングすることで悪い印象に感じる方もいることも意識しなければなりません。

情報を欲している方に対してベストな状態で届ける情報というようなものでなければ意味がありません。

 

その上で、拘りを持ち正しく伝えるために

なぜこのデザインなのかという理由は、話し合いの過程で積み重ねたコンセプトから自然と生まれます。

合わせてどのような伝え方が効果的なのか、可能性があるのかを決めます。デザインや制作方法、枚数、表現方法などで向いている印刷方法や用紙の向き不向きがあり、自然と組み合わせのようなものが絞られてきます。

例えば私の方では名刺やショップカード、DMなどを制作する場合に必ずと言っていいほど、

アラベールのスノーホワイトという用紙をご提案する内の1つとします

アラベールのウルトラホワイトという用紙も同等の選択肢としてあります。これらの用紙は少しザラザラしていて手触りがよく、限りなく白いという印象で気に入っております。

ですがベタ塗りや写真を紙面に使用する場合には少し色斑を注意しなければならない用紙であまり向いておらず、そういった場合はベイビィフェイスという用紙を選ぶようにしています。こちらはなめらかな手触りといった印象で気に入っております。

最近このあたりの用紙は、白い紙選びの1つの基準となってきました。用紙を選んでいないのではなくどちらかというと使用したい場合が多いです。ご予算的に難しい場合はクオリティーを下げることなく最善の制作方法を探し、デザイン的により効果的な質感が求められれば別の用紙を探すことももちろんあります。

 

数多く存在する白い用紙選びが、実は難しい

紙の質感は微妙に異なる色味と手触りからの向き不向きがあり、印刷方法と紙の関係による色のノリ方、沈みなども考えなくてはなりません。同じ用紙でも厚みが変わるだけでも手に伝わる感触が変わってきます。とても神経を使う部分で、様々な組み合わせを経験していくことも重要かと思います。

選んだ用紙に印刷方法やデザインでさらに変化が加わると、本当に魔法に近いような無限の可能性があるように思います。

なんちゃって魔法使いなのでは?

パートナーである印刷屋さんは信頼できるところだと心強いですね。

グラフィックについては名刺やショップカード類の小さな印刷物のご依頼が大変多く、ポスターなど大きな印刷物をつくることはとても少ないです。実際に手に取り触れる機会の多い印刷物は、人から人へと繋がっていく意識でデザインを考えていきます。

小さな名刺一枚でも、これから出会うであろう方とどのような関係が生まれるか、デザインしながらそのきっかけを考えています。出来上がった後の物語を考えるのが、実は私のお仕事です。

 

見た目の印象も良く、ずっと触っていたいと思うような手触りですと、なんだか人の印象に残りやすいと思いませんか?変わったものがつくりたいという意味ではなく、様々な意味でしっかり残るデザインをつくりたい。そこにはちゃんと選んだ用紙であって欲しいと思うのです。

ウェブやSNSを利用した情報発信が容易に行える現代、せっかく印刷物を制作するのであればこだわりを持って、そこでは伝えきれない優しさであったり、あたたかさ、驚きのようなことを伝えていきたいですね。

デザインとは伝え方、使い方を考えていくお手伝いなのかもしれません。

広島のデザイン事務所 greenpoint design|店舗デザイン / グラフィック / Webデザイン
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