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地元の商品を広くへ届けたい。観光地で効果的なデザインとは?

地元の商品を広くへ届けたい。観光地で効果的なデザインとは?

2015-10-15 17.54.51

先日、久々に宮島にフェリーで渡り、夜から焼がきのはやしさんでお打ち合わせをしてきました。

現在進めています、お弁当(かきめし)用の折掛紙と、様々なお土産物を入れられる大きな紙袋についてのお話でしたが、お土産物をどうやってお客さんにしっかりとアピールしていくか、表にデジタルサイネージなどを設置してみようか?というようなお話もありました。

 

そこで今回は、地元広島の観光地である宮島を例としながら、観光地で販売されるお土産物とその効果的なプロモーションとは?デザインとは?というようなテーマで、その可能性を少し深く探っていけたらと思います。

以下のような項目で書き進めてみたいと思います。

・観光地へ訪れる場合、そこは目的地?それとも経由地?
・なぜ地方の観光地は変われないのか?
・観光地の現状や実情。観光地と一般的な地域とでの違い。
・観光地という特殊な状況での購買意識や意欲。
・プロモーションの可能性や、デザインでのアピール方法として考えられること。
・発信していく対象をある程度絞ったアプローチが正解なのかどうか?
・まとめ

 

観光地は目的地なのか?経由地なのか?

まずはどのような方が、どのような目的で観光地へと足を運ぶのかについて考えていきたいと思います。

宮島に限らず、その観光地にはシンボルとなる建築物や建造物、地域の特色や自然環境。伝統芸術や伝統工芸品、食文化、娯楽などが、関係しながら長い時間を経過してもなお残っているもの、または新たに生まれたものや生み出されたものなど様々あるかと思います。様々な要素があり選択肢があり、その地域である程度の経験と体験、長い時間を消費されるような場所は、観光地として呼ぶことができるのではないかと考えています。

人は欲張りな生き物です。その観光地へ遠方から訪れることになればなるほど県内単位で、地方単位でというように各観光地を起点とした組み合わせでプランを考えるように思います。そのように考えてみると観光地は経由地を前提とした目的地であるというような考え方が良いのではないかと思うのです。

 

なぜ地方の観光地は変われないのか?

観光地には可能性がある。観光地には潜在的に成長できる伸び代がまだまだあるのではないか?側から見てそのように思うことはあっても言うのは簡単です。観光地全体として足並みを揃えて変えていかなければ難しいように思います。少しずつでもいいので変えたいと動く方が、変えたいという意識があればすぐには目に見えた変化にはつながらないかもしれないが、時間をかけてそれが全体の印象を変える、現状以上に魅力を加える事ができるきっかけとなる動きにもなるかもしれない。

でも!!変えること、変わることが必ずしも良いこととは限らない。

そのように私は考えています。現状を変えてしまうことは良い面も悪い面も含んでいるように思います。

意外かもしれませんが、私は歴史を重んじるタイプです。歴史というかこれまでの歩みをこれから先も長く継続してもらいたい。続くための変化であったり、その可能性を考えた提案していくことをどちらかというと意識しています。

例えばあなたが好きなインディーズバンドがいて、ずっと応援していたとします。

メジャーデビューが決まり、これまでらしさが変わってしまったと仮定して応援するのをやめてしまった。、曲調や音楽の世界観の変化、メンバーの印象や態度だったり、ファンに対する気持ちの変化??要因はなんでもいいのですがその変化で、これまでのファンが離れてしまってはいけない、極端な話かもしれませんが、もちろん応援し続けてくれるファンもいるとは思いますが、継続した上でさらにファンを増やしていくという欲張りなことを私はデザインで考えていきたいと思うのです。

ガラッと変えてしまう変化も時にはいいと思いますし、可能性としてはもちろんあります。

まずは対象となる相手をちゃんと理解すること。その上で何を選択し、どう表現をしていくかを考えます。

 

そこに長い歴史があるとすると、人それぞれが持つ様々なイメージだったり、目には見えない雰囲気や温度、香りみたいなものがあるとすれば、それを壊してまで変えてしまいたくない。壊れない程度の力加減で変えていきたいと思うのです。

 

観光地の実情として、新規参入は難しい?

というようになかなか変われない、変えることが難しい現実もあるように思います。それが独自のローカルルールだったり、はたまた景観法や条例のような具体的な縛りもあることでしょう。土地代や賃料も割高で負担することも多いかもしれない。場所もその地域の人からでないと紹介すらされないというようなこともあるかもしれません。思い通り、自身の考えるとおりに実現させられないかもしれません。

なによもり、そこで生活している人がいます。変化を必要としない、現状のままで良いという意識になるものもちろん普通のことだと思います。外野から好き勝手言うのは本当に簡単です。、

まちづくり、まちおこしとして外部から有識者を招き、まちを根本的に変えてしまうようなこと考えたり、アートイベントを誘致して一時的に若者を集めるような動きがあります。、果たして良いのか悪いのか、一番重要なのは地元の人が継続していくことのできる仕組みであったり、変化であることが私は良いように思います。

一時的に行われるだけのイベントのようなものには少し、いやかなり否定的な考えでいます。

 

観光地と一般的な地域とで、何かを始める場合の違いについて

観光地で何かを始める場合に、一般的な地域(観光地ではないという意味)とでは、利用方法や販売対象、その内容、商品やサービス自体も変わってくるように感じます。

極端な書き方をしますが、例えば観光地で美容院を始めたい!と考えている方がいると仮定します。どこかにはそういった方はいるかもしれないし、実際に行っている人もいることでしょう。この場合はほぼ、観光地で働いている方、生活している方を対象としているのではないかと考えられます。

観光に来ている人を対象にして、お店を開きたいと考えて始める方がいるとはとても考えにくいためです。

観光地宮島を例として、お店の数が多いのではないかと感じる、もみじ饅頭屋さん。宮島のお土産物やさんを一般的な住宅街や商店街で始めることもあまり考えられません。駅や空港というような移動の起点となる場であればもちろん考えられますが、宮島にあるからこそ成立するお店であり商品というものも存在します。

というように商品やサービスを求めている方と場所との関係というものもあるように考えます。

宮島にはもみじ饅頭屋さんは本当に多いですけど、もみじ饅頭を買う人も多いという関係。

形状、味やバリエーションについてほとんど違いがない?分からないし伝わらない(もちろんお店ごとに違いがもちろんあると思いますし、伝えきれていないだけだと思いますが)。なかなか差別化ができない場合に、果たしてどのようなアピールが考えられるか。、

 

そうだ!揚げてみよう!!

と、揚げもみじを考えた人が思ったどうかは知りませんが、現在宮島には2店舗だけ?とのことです。

どうやって競争相手となる他店と違いを出していくか、同じ商品を販売する中での分かりやすい違いを作ることが方法としてはあるように思います。最近では牡蠣カレーパンといった商品を販売されている方もいらっしゃいます。ここでしか買えない、食べられないこの商品という強さはあり、そのプロモーションは考えやすいし伝えやすいと思うのですが、先ほどのもみじ饅頭屋さんでもみじ饅頭を販売していくためのプロモーションや違い、こだわりをどう伝えていくことができるかが、今日の考えていきたいことです。

とまぁ、ようやく本題に入れそうです。(笑)

例えはすごく悪いですが、コンビニの真隣にコンビニがあるような状態でどう違いを出すか?そんなことはなかなかされないと思いますが、これを考えるのは難しくないですか?

たとえ明確な違いがあっても伝えづらい。、

・特殊な状況での購買意欲について

観光地でお土産物を購入される方の場合、ここのお店のこの商品というような購入のされ方ももちろんあると思いますが、この観光地での購入するコレ!(宮島で買うもみじ饅頭)とまずはなるのではないでしょうか?

それは例えば観光で訪れている場合には記念として、実際に訪れたという形を残したいという心理が働き、その場でしか食べられないというものであるのなら、とりあえず堪能はしておきたいというような欲求は出てくるかもしれません。今はインターネットを使えばどこからでも、いつでも買える、食べられるというような状況はありますが、実際にその場にいるからこそ加わるであろう付加価値があるように思います。次はいつ来れるか?もしかしたらもう来れないかもしれないという心理もあるのかもしれませんね。

そういった状況から派生していくように、どうせ買うなら良いものを、こだわってるものを、もちろんおいしいものを買いたいと思うことでしょう。、それを伝えるために、選んでもらうための一番効果的で良い方法は何か??と考えますと、それはやはり、

口頭で説明することかもしれません。

観光地特有の人間心理かもしれませんが、知らない土地での気持ちの高揚からか積極的にその土地の人と積極的にコミュニケーションをとりたいという心理が働くような気がします。観光地のお土産物となれば総じて高めの金額設定がされているように思います。どのお店の積極的な宣伝を打ち出しているようにも思います。非日常性、それはお祭り効果のようなものでお財布の紐も緩んでいるかもしれません。

その場で相手が一番求めている事に対して、ベストな返答をプロモーションとして行えたならと考えます。その人は立ち止まってくれない、移動中の人かもしれないのでそういった方に対しても効果的な方法は果たしてあるのか?考えていかなければなりません。

 

似たような店舗、商品の品揃えではちゃんと見られないし伝わらない、プロモーション方法に違いがあまりないように感じます。もしかすると出来ないのかもしれないし、出せないのかもしれません。、

先日の伺った焼がきのはやしさんの店舗は、厳島神社に向かうための宮島の一番メインの商店街にあり、大きな店名の幟が通りの上からぶら下がっています。とても目立ち見逃さないようなものですが、見てない人も、見えてない人もいるんですよぉ(笑)とのこと。、

人通りの多さ、道幅の狭さ、様々な商品や各店舗からの情報量の多さ。、目的を持ってそのお店を選んでいる方以外は、お土産物や飲食店は様々な目的地への通過点にある付加価値としての位置付けになるように思います。その状況で選んでもらえるような、選ばれるためのベストな方法は何かと考えなくてはいけない。

・こういった状況で考えられるプロモーションの可能性

・離脱系(外し系) – 環境的にメインとなる場所をあえて外す。知る人ぞ知る環境で情報量を減らす。コアなファン向けにしっかりとした情報を独自のネットワークで発信。根本的な状況を変えてしまう方法。

・無表情系 – 宣伝色が強い環境の中であえて宣伝をしないという態度。違う打ち出し方からの違和感と興味や関心。宣伝するのをやめてしまう方法。その宣伝に使っていた力を別に生かし、結果的に生じる宣伝効果を狙う方法。

・盛り系 – より宣伝色を強める方法。可能な限り違った方法でより違った宣伝方法を考えていく。加えていく方法。

・統一系 – 情報量はそのままに、よりコンパクトにまとめていく、統一していく方法。テイストを揃え明確なプロモーションを戦略として考えていく方法。少ない手数でより効果的な反応を狙う。

・おしぼり系 – 何を一番伝えたいのか?一番の強みをより強調していく方法。直接は関係しないような事でも結果的に効果としてつながるようなことを想定し、興味や関心から結果を狙う方法。

・あきらめ系 – 一回全てをやめてみる。その結果どのような変化があるのかを把握する。現状確認をした上で再度どのような方法が良いのかを一から考え直す方法。

などなど、組み合わせも含め様々に、まだまだアプローチしていく余地はあるように感じます。例えばこのような観光地の特定のお店のプロモーションを考えていくときに、周辺の状況も見つつ、どのように差別化を図るか?伝えたい情報を確実に伝え、結果を出していくか。もちろんその販売方法や商品戦略のようなことも含めて考えていかなければなりません。

・デザインでのアピールとして。

お土産物の販売を例として、そのような状況を変えたい、より購入していただけるように新たなプロモーション方法を試みたいと考えてみましょう。まずは状況の整理として現状の把握を行なっていきます。それはどういった商品なのか?どういった状況でどういう方が多く購入するのか?どのぐらいの個数で一番多く購入されるのか、購入の多い時期は?時間は?などなど。、

単品での販売のみでしたら、その多く購入される個数でのセット販売を期間を決めて、時期を意識してプロモーションすることも考えられます。若干金額を下げることでのお買い得感、セット販売以下の個数を購入していた方がセットで購入することも加味すると全体としての売り上げが上がることも考えられます。さらにその部分を加味したセット用のパッケージへの予算を生み出すことも出来るかもしれない。そのデザインでより質を高められれば、商品自体の価値もさらに高まり結果的に新たなプロモーションにもつながります。

他にもアプローチとしては観光地全体として考えたときに、その商品が、またお店がどのような位置付けにあるのか?他店との差別化やオリジナリティーをより明確に出していくためにはどうするのか?

統一感として、ブランドとしてのまとまりを作り上げる。デザインのテイストの調整やコレクション感。他の種類と合わせ2点3点と組み合わせで購入して頂くための方法もあるかと思います。味の違いや商品自体の違いなど様々あるかと思います。

アイコンとなるような宣伝方法。刷り込み式の印象商法として、例えばあの紙袋をさっきからよく見るなぁというのも、もしかしたらお店の宣伝につながるかもしれないというように考えてみると、購入された方が自然と行ってくれるプロモーションも考えていける余地があります。

インターネットを利用した参加型のプロモーションも似たようなカタチで仕掛けられるかもしれない。

共通の時間帯(飲食店でしたら忙しくなる時間帯)にあえて何もしない。頑張る時間帯を他と変えるというような試みも方法としてはあり、差別化ができるかもしれない。

・購買対象をある程度絞ったプロモーション

対象とする方をある程度絞り、例えば飲食店であれば、お店で食事をしてもらうことがまずは一番だと考えるのですが、同時にお土産物の販売もされているような状況ですと、もちろん食事をしてもらってお土産物を買って頂くのが、お店としては一番いいわけで、そのような状況をつくることのできるようなより良い方法があるのではないかと考えたりもします。

実情と対象として意識している方を絞ることでプロモーション方法はより明確になり、伝えやすく伝わりやすくなるのではないでしょうか?

ピンポイントで100%の力でアピールしていくのか、満遍なく20%の力で伝えようとしていくのか。、誰に対しても同じように伝えていくことの難しさ。、今回こういった内容で書き進めてみて、まぁ満遍なく100%を意識して狙っていけるような糸口を探したわけですが。、やはり難しいといいますか、ぶれていくように思います。ベストな可能性を見つけていくこと、ご提案していくことが私の仕事。

そう自分に言い聞かせる意味でもいい機会でしたね。(笑)

 

まとめ

地元広島を中心に、地域の面白いもの・おいしいもの・可能性を秘めているのにあまり知られていないもの、おしいものをもちろん地元の方へ、全国、全世界の人へと発信していくことをもっと活発にしていきたいと考えています。

目指すところは、

「広島がなんだか面白い。活発だぁ!」

かもしれませんね。良いものは全国各地にまだまだ眠っていると思います。それを広く伝えたいときのお手伝いができるように、可能性を感じていただけるように、よりフラットに純粋にその問いかけに答えたいと考えています。

 

焼がきのはやしかきめしデザイン04

焼がきのはやしかきめしデザイン05

焼がきのはやしかきめしデザイン06

写真は検討中のお弁当(かきめし)の折掛紙のデザインです。

週明けからも、先日のお打ち合わせの内容をまとめたり、さらにデザインを修正してみたりしていきます。以外とこういった案も良さそうかも?と可能な限り可能性を試してみて、具体的に良し悪しを判断し、問題点も見つけていきます。

広島のデザイン事務所 greenpoint design|店舗デザイン / グラフィック / Webデザイン
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