[地域おこし協力隊] 任期後についてを考えることの大切さについて [会計年度職員デザイナー採用] 

毎度、ちょこっとご無沙汰してますキンモトです。

ようやくバタバタとしていた日々も少し落ち着いたので、最近の協力隊の活動なども共有できらたらと思います。

今日は地域おこし協力隊としての任期後に向けて、どのような事を考え、行動に移した方が良いのかというような内容のお話をさせていただきます。

 

先週末、私が活動している広島県安芸太田町で、地域おこし協力隊の活動報告会が開催されました。

この1年半以上の取り組みを振り返りながらご報告し、あわせてコーヒーの試飲会も行いました。

私が主に活動している「津浪(つなみ)」という地域の外では、なかなか自分の活動を知ってもらう機会がなかったので、こうした発表の場は、今後も地域で活動を続けていくうえで大切だと改めて感じました。

当日は来場者の方々とゆっくりお話ししたかったのですが、予想以上にコーヒー試飲のブースが盛況で、挨拶程度しかできなかったのが少し心残りです。それでも、副町長や役場の職員の方々も多く来場されており、現在進めている役場向けの提案書を直接お渡しできたのは、とても良い機会になりました。少しですが内容の説明もすることができ、今後に繋がる一歩になったと思っています。

今回の提案の概要は以下の通りです。

• 役場内に「デザイナー職」を新たに導入すること

• 地域限定で、デザインのサブスクリプションサービスを立ち上げること

まずは試験的に導入・活用してもらい、ゆくゆくは会計年度職員(フルリモート採用枠)として正式にデザイナー職を設けるという段階的な導入プランを提案しています。

デザイナーの採用については実際に取り入れている自治体もあってそういった事例と、役場側のメリット、そこからの可能性や業務の効率化というような面を今後の提案内容をブラッシュアップさせ、継続的にアプローチしていけたらと考えております。

 

報告会の準備は、まるで学園祭のようなワイワイした雰囲気で、みんなでバタバタしながらも楽しく進めていました。

こうしているうちに、3年間の任期も本当にあっという間に終わってしまうんだろうなと、改めて感じました。

地域おこし協力隊としての「役場側の立場」と、配属された地域の一住民としての「地域側の立場」。この両方の視点を持ちながら活動できるのは、限られたこの期間ならではの強みです。だからこそ、この時間の中で自分が「何を考えて、どう動けるか」がすごく大切だと思っています。

 

私の場合は協力隊としての活動の他にデザイン事務所を運営しており、さらにはコーヒープロジェクトとして、地域の新しい魅力や可能性を生み出すことを目指しているコーヒー屋としての活動を地域おこし協力隊としての取り組みと、個人としての挑戦を組み合わせた、ちょうど半々くらいの立ち位置で進めています。

私はもともと「移住」を目的に、地域おこし協力隊という制度を知り、活用させてもらっています。そのため、「この地域に定住する」という前提で物事を考え、今後どんなことができるか、どうすればもっと楽しく暮らせるかを、日々真剣に考えながら行動しています。

協力隊の一般的な流れとしては、まず地域に入り、ミッションに取り組む中で地域の魅力に気づき、「ここに住み続けたいな」と思うようになり、任期が終わってから定住の決断をする。そんなケースも多いですし、それが自然な流れかもしれません。

 

でも、私はそのタイミングでは「もっと早く動いておけばよかった…」という後悔が生まれる気がしています。だからこそ、最初から「定住を前提にしたプラン」で考え、動いてみるのも一つの方法です。

もし「なんか違うな」と感じたら、そのときに方向転換すればいいと思いますし、別の選択肢を並行して準備しておくことも大切です。

協力隊としてミッションや生活をする地域に入ることで、協力隊としての活動もあり、地域での活動あり、自分の今後のビジョンも考えていかないといけない。本当に時間が足りません。その中で今後に必要なことややらなくてはならないことの見極めをしっかり行って、無駄のない充実した時間にしていきたいと思いますね。

 

私が暮らしている安芸太田町の津浪では、春になると珍しい山野草や希少な植物が咲き、菜の花や桜も満開になります。この季節には多くの方が訪れ、地域も活気づき、地元の人たちは田んぼや畑の準備でにぎやかに動き出しています。

そんな風景を見ながら、この場所で「今できること」は何だろう?「これからできること」「これから必要になること」は何だろう?そして未来に向けて何をこの地域に残し、どんな形で次へとつないでいけるのか、しっかり考えながら行動していきたいと感じています。

 

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広島でgreenpoint design (グリーンポイントデザイン)というデザイン事務所をしています。ブランディングや店舗デザイン、グラフィック、Webデザインと幅広です。カメラマンと2人の小さなデザイン事務所です。デザインや撮影でご協力出来ることがあればよろしくお願いいたします。

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