ロゴデザインを考えることで見えてくる理想やこだわりについて

少し時間が経ちましたが、今日はロゴデザインの考え始め方。(前編)の続きを書いていきたいと思いましたが、すらすら書けず朝の4時半。、(笑)

前編では、何かを始めるときにロゴは必ず必要になるのではないか?
無いよりあった方が良いなと思うロゴについて、これからその何かを始めようとしていることがどのようなことで、そこにはどのような想いがあるのか?
理想とするカタチ(こんな事業になればというような理念、このような集団になればというようなことなどなど)があるのかというような基本や基準となる部分もロゴの中で少しでも汲み取れたら、表現できたらちょっと良いですよね、というようなことを私なりに書いてみました。

事業などが順調に年月を重ねていき、関わる人が増え、どんどん膨らんでいく。
それに合わせて業務など変化していくこともあるかと思いますが、ロゴはブレてはいけない芯のような部分であり、初心であり、始まりであり、そこに寄り添い繋がっていく方々にも愛着をもってもらる、そんなものになれば嬉しいですよね。

また、名前自体も大事かと思いますので、考えていくタイミングからロゴも考えていくような進め方もあるのでは?というようなことも少し書いてみました。

「パッと見た印象でどういったお店なのかが分かる、象徴的なビジュアルイメージについて。
例えばパン屋さんを思い浮かべて見てください。皆さんは何を思い浮かべましたか??」
というような問いかけで前回は終えたのですが、いかがでしょうか?(笑)

私の予想では、ほぼほぼ皆さん

パンでしょう!!

と思ったのではないでしょうか?
中には小麦、オーブン、コック帽、食いしん坊の方はふわふわ、サクサクというような食感だってあるかもしれません。
当たり前ですが、パン屋さんにはパンがある。歯医者さんでは歯の治療。美容院では髪をカット、カラー、セットしてくれるというように、お店などには象徴となるモノやカタチ、何かしらの行為があるかと思います。
それをロゴとして考えますと、パン屋をしていることを伝えたいからパンのマークを作ったらパン屋だと分かりやすいよね、歯医者さんの場合だと歯のマーク、美容院だとハサミのマークというような、おおよそ誰でも分かりやすいシンボルを作る方法があります。

単純に分かりやすさ優先と言いましょうか?
これは完全に私の印象でしかありませんが、今度いろんな歯医者さんのロゴをよく見てみてください。

歯のマークが多いと思います。

私はこれがちょっと嫌いです。

なぜこのようなことになるのかを考えてみると、⚪︎⚪︎歯科というような院長さんの名前を歯医者さんだけではなく医療系は多いように感じます。医療系全般に言えることですが、まずネガティブなイメージがあること、大前提として清潔、安全、安心でなければならないこと、利用者としてはできればお世話になりたくない場所などなど、皆さんも思うことがあるのではないでしょうか?
歯医者さんで使ってる歯を削る機械をロゴにしたと仮定します。嫌なイメージが湧いてきませんか?

痛い。辛い。音。、音。、音。、キーーン!!

病院が注射。眼科が目。、そういうことなのです。象徴とするイメージがネガティブで、逆に作りたいイメージは優しいイメージですと、おおよそ似たようなものになってしまうのではないか、選択肢が限られた状態があるように感じます。

私が行っている歯医者さんは木のマークです。
院長さんの名前も入ってません。通りの名前だったりします。
分かりやすさでいうとやはり歯のマークかとは思いますが、カタチとしてまた歯そのものがそんなに主張してきてもとも思ったりします。歯が笑顔で笑ってたりもしますよね。

まだ歯医者さんのロゴを考えたこと、実際に制作したことはありませんが、私ならどの辺りから考えていくかと思うのです。

やったこと無いのかっ!!!(笑)

⚪︎⚪︎歯科の⚪︎⚪︎の部分でロゴを考えるきっかけとしてアプローチはしていけるかと思います。
山ホニャ歯科。山。、三角形、先端。、ドリル。、と連想できてしまう。
川ホニャ歯科。川。、流れ、水。、山よりは可能性が出てきます。
一生大切にしていきたい、上と下、磨く、白。、というような歯に関係しそうなキーワードから組み合わせられないかと考えたりもするでしょう。

分かりやすさは下がるが、差別化は出来るとは思います。
そのありなしの判断を一緒になって考えていくこと、それが私たちデザイナーの役割でもあります。ただロゴを作るだけではありません。そのような判断も重要になってきます。

 

取材一切NG、週に2日限定の名前も看板もない和食屋さん

今度は、どんな印象でしょうか?
単純にどんな店なのかというような興味が湧きませんか?
知っている人だけ知ってるお店、人に自慢したいと思う人もいれば秘密にしたい人もいる、恥ずかしがり屋、不器用な店主なのか、宣伝しないでやる気はあるのか?と感じる人ももちろんいると思います。
しかし宣伝の仕方も様々で、広告を不特定多数にバンバン出していくような方法も大嫌いですけど、宣伝です。
先ほど書いたように、名前も看板もない取材なんてお断りのお店でも、そのこだわりが、大切にしていることが口コミでもちゃんと正確に伝わってると、これも宣伝になります。

歯医者さんの話に戻ると、ロゴが歯でなくても、歯を使わなくても、伝えたいことが

ここは歯科だよぉ!

ではなく、このようなことを重要にしている。大切にしていることをカタチに、誰に対して何が伝わればいいのかを考えてみる方法もあります。

これが、私の言う想いの感じられる、想いの宿ったロゴデザインです。
私がまず考え始めることではあり、この段階では頭の中に可能性のありそうな何案かぼんやりと浮かんでます。

とまぁ、なんだか書き終えたような、そうでないような内容になってますが、番外編として超変化球型ロゴデザインのススメとして、もう少しこの続きを書いてみたいと思います。

なんか変だよ、お魚マークのお肉屋さん。なんでそうなった?

みたいなことから、現在進めています美容院のロゴデザインの話も少しできたらと思います。

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広島でgreenpoint design (グリーンポイントデザイン)というデザイン事務所をしています。ブランディングや店舗デザイン、グラフィック、Webデザインと幅広です。カメラマンと2人の小さなデザイン事務所です。デザインや撮影でご協力出来ることがあればよろしくお願いいたします。

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