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最近ご連絡の多いブランディングについて今一度考え、世の中に伝えてみる

最近ご連絡の多いブランディングについて今一度考え、世の中に伝えてみる

最近ありがたいことに「キンモトさん、ブランディングをお願い!」とのご依頼やご連絡を頂くことが増えています。

正確にはブランディングという言葉を使われる方はとても少なく、ロゴデザインとコレとコレのトータルでデザインをして欲しい(あぁじゃあ全体的なデザインルールを決めた方が良さそうですな=表面的なブランディング)というようなご依頼を頂くことがとても多いんですよね。

ブランディングの必要性やその考え方、取り組むことでの価値については少しづつ世の中にも認識されつつあるようにも感じておりますが、まだまだ「ブランディングって何?」って思われることも多く、実際に依頼した場合どういったことを考えてくれるのか、ブランディングを行うことの意味についてがなかなか伝わらわないことも多いように感じます。今回はそういった部分についてを改めてまとめてみたいと思います。

先にお伝えしておきたいこととして、ここに記載します内容については私の事務所の場合の考え方であって、必ずしも他の全てのデザイン事務所やブランディング事務所にも当てはまるかと言われると、必ずしもそうでない場合もあることとしてご理解いただけたらと思います。

ブランディングについてもデザインと同様に考え方やアプローチ方法も人によって様々かと思いますので、これといった具体的な方法やカタチが無くフワフワとしたものなのでね。これを行うと必ず成功しますとも言えません。

 

ブランディングについて初めて聞きましたという方に対して何から説明をしたら良いのかを常に考えています。

ブランディングとは何かという話については、私は「明確な違いやアピールポイントを1つだけ見つけ、それを分かりやすく伝えるカタチにすること」だと考え、伝えるようにしています。ここで大事なのは1つだけ(最小限)にすること。

例えば会社の良い部分として掲げていることは競合他社も全く同じように掲げている事の場合がほとんどです。アピールポイントが10個も20個もあっても多すぎて何が一番伝えたいのか伝わりません。それを社内の共通認識にすることも、外部へのアピールにすることも少し難しそうだなと感じるかと思います。

他との差異を作るためにそういった多くの良い部分も悪い部分も含め、まずは一度整理をし、欲張らずに1つだけに絞ること、その1つをこれまで以上に大切に磨き、育てていくことを意識すること。世代を問わず誰に対しても分かりやすく伝わり、理解できるものにする。伝えた相手が他の相手に対しても正確に伝えられるぐらい簡単なものにすること(伝言ゲームのように)が私の考えるブランディングです。

それをより良く伝えやすくするための1つの手段としてデザイン的なアプローチがあり、ブランディングの面からアウトプットのデザインまで対応できますよというのが私たちの事務所のカタチとなります。

 

何をどうしたらブランディングとして成功なのかという正解は相手や状況、目指すべきゴール設定によってもちろん変わります。長い時間をかけて段階的に調整していく、改善していく努力の結果として目指していくカタチがより明確になり、新たな課題も見つかり、結果的に付加価値となるようなイメージをまずはして頂けたら良いかと思います。

 

クライアントそれぞれに合わせたアプローチを行う必要があるため、これをすれば誰れでも必ず良い結果となる訳でもありません。

成功しやすい方法はあっても、それがクライアント全てにピッタリと当てはまるものではない。

ブランディングって自分の体型(会社の状況)に合わせたオーダースーツのようなイメージに近いように思います。

 

デザイナーが何故ブランディングをするの?

って思われるかもしれませんが、私自身ブランディングに対して積極的になったのはここ最近の事のようにも思います。

これまでに全くブランディングを行なっていなかったという訳ではなく、無意識にデザインの一部やアプローチ方法の1つとしてブランディングを行なっていたとお伝えした方が分かりやすいかもしれませんね。ただこの場合のブランディングとはデザインとしてご依頼を頂き、関わることのできる範囲内としてであることから、限定的なものであり、より広く大きな範囲として考えるようなブランディングではありません。

例えば会社経営の部分から関わるような、根本的な問題や改善を行うことは難しく、デザインの範囲内で何を改善すべきなのか、他のデザインがあるような場合はミスマッチを防ぐために、こちら側が加減して全体的な統一感やまとまりを作るために調整をするというようなアプローチを行う場合も多いように思います。ご依頼からデザインを検討する場合に、ただデザインを変更するというようなことで問題解決になれば良いのですが、根本的な改善につながらないような場合にはデザインを新しくすることで表面的には変化し、それなりに一定の効果もあるかもしれませんが問題解決にはつながらない場合もあるように感じます。

 

より分かりやすく説明するために上記のオーダースーツを例に説明をしますと、「スーツを作って欲しい」というご依頼(デザイン)に対して、そもそも型紙は変更することができない、生地も選べない、テキスタイルからも検討できないというような状況があるとします。そもそもなぜスーツをオーダーしようとしているのかを知ることができないとデザインの検討はとても難しく、ただただデザインをすることしかできません。

そもそもオーダーでスーツを作ること自体が正解なのか?デザイン的な回答となるのか?

というようなことも本来検討しなくてはならない場合についてもスーツとしてデザインをしなくてはならないご依頼であることから、ただスーツをデザインする。単純にデザインとしてのご依頼ということであればスーツのデザインを納品すればデザイナーの回答としては正解ではありますし、クライアントにも喜んではもらえることでしょう。

ただ私の場合の良いデザインとは「相手にとって本当に必要なスーツを考えること」が正解だと考えるため、それはどういった場で必要なスーツなのか?から細かくヒアリングを始め、情報を共有し、一緒にそのデザインの可能性を検討することがブランディングにつながる1つのアプローチになると考えアプローチしていきます。

オーダースーツのご依頼から考えますとデザイナーとしてはそのスーツを体型に合わせ作ること、理想の形として動きやすさであったり、価格の面であったり、オリジナリティーであったりを検討するのが具体的なデザインとはなりますが、誰と会う時に使用するスーツなのかを考えるだけでも前提として、ご依頼のオーダースーツである必要性が変わる可能性もあります。

この時点で仕事用のオーダースーツだと勝手にこちら側が決めつけてはならないし、クライアント側もそう決めつけてしまっている場合ももちろんあって、依頼としてはスーツのオーダーをしたいというご依頼の内容になってしまっている場合もあります。ヒアリングをしていく過程でより具体的なご依頼の内容と目的が明確になる場合もあります。スーツ=仕事と考えてはならないということ、その意識から全く別の回答が生まれるのがブランディングの考え方になります。

 

ここからはブランディングの発想方法やアプローチについてになりますが、クライアントがこれまでにスーツをオーダーしたことがある方の場合、他にいくつもスーツを所有している可能性もあります。その場合にはそもそも新しくオーダーする必要性はあるのかを問います。スーツの組み合わせやリメイクというような方法もあるでしょうし、体型が変わってしまったというような場合(ご依頼に至った原因)はスーツではなく体型を調整する方法もあって、スーツをオーダーするのではなく生活(食生活、生活習慣等)を見直すことやトレーニング方法のご提案がブランディングとしての成功につなげる1つの可能性にもなります。デザインとしてスーツのご依頼に対して1週間の献立やメニューをご提案するというようなことを一緒になって考えていくことがブランディングなのです。自身をよく見せたい、コレまでと違った印象を作りたいというような根本的な悩みや問題点を改善する手段として「オーダースーツのデザイン」となっているご依頼に対して、じゃあダイエットしてみませんか?というようなアプローチをこちら側からさせてもらえるか、もらえないのかの大きな違いがあります。

根本的な原因とその改善は1つのアプローチとしてスーツをオーダーすることかもしれませんが、無駄を省きそもそもの原因を正していくことの必要性があるのではないか。そう言った部分を見つけ、改善していくこと。デザイナーの場合はスーツをデザインすることしかできないのに対して、ブランディングの場合はそもそもの依頼内容から一緒になって考えることお題から提案することが業務内容となります。

 

伝わりましたかね?(え?例えが難しない?w)

余計に分かりにくくなったようにも思いますが、そう言った考え方やアプローチによってクライアントの付加価値となることが私たちの仕事です。現実的な部分を見直し、改善するだけでも状況は変わり、そこから見えてくる部分や本来の目的も明確になるのではないかと考えております。

クライアント側には決定権がある方で尚且つ好き放題口を出す事のできる関係でなければこちら側もより良いご提案をさせていただくことは難しくなります。「何でも言ってくださいね」という方とのブランディングであればきっと良い方向に動いていけることでしょう。なかなかこちらも言いにくいこと言わなければならない場合もありますが、少し先の未来でその時のやりとりが笑い話になれば結果良いのではないかと考えております。

外部のパートナーとしての関係ではありますが、自分ごととして素直に言葉にでき本気で取り組む事のできる関係性を築いていけることを楽しみにしております。

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