西日本豪雨被害と最近のお仕事状況について
西日本豪雨被害により私がいます広島県も大きな被害を受け、馴染みのある地域でも大きな被害が出ており、日々のニュースなどを通じて大きくなっていく、明らかになっていく被害に少々どんよりとした毎日を過ごしておりますが、幸い私たちの周辺地域は何事もなく平常通り業務を行っております。
多くの方からのご心配のご連絡を頂きました。ご報告が大変遅くなりましたが大丈夫です。
被害に対して直接出来る事は少ないかもしれませんが、私たちが出来るいつものお仕事をちゃんとすることで一人でも多くの方の嬉しい気持ちに繋げられたらと思います。
とても暑い日が続いております。しっかりと乗り切りたいですね。
さてさて。
最近のグリーンポイントさんは、パートナーのカメラマンが担当しております写真事業がおかげさまで大変順調に進んでおり、毎日のように県内外へ撮影に飛び回っており、今週はフードコーディネーター(アシスタント)として撮影物をよく見せるために何やら出かけるようです。今頃はクリスマスケーキをいじり倒してる事かと思われます。前職から引き続きご依頼を頂いている案件も多く、またご新規さんでご依頼を頂けている状況にも大変感謝しております。受けたご恩やこれまでの関係をとても大切にしたいとよく話していています。技術また機材などより良いものにと少しずつ頑張っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。
基本のんびりと働いている私ですが、同時に様々なお仕事が進んでいる方が精神的に良いように感じるので、毎日というわけにはいきませんが日によっては2、3件ほど通常の業務に加えてクラウドソーシングでロゴデザインを中心としたコンペには積極的に参加するようにしております。
なかなか関われないような、接点の無いような方、業種の案件を中心に実際に自分へのご依頼だったらどのような初案を提案できるか、もちろんコンペですので採用されなくては報酬がないわけで、通常の業務をもちろん優先した上での仕事の合間でスキルアップや不得意なテイストを克服する訓練となるような修業のような場でもあります。リアルにデザインの弱肉強食な世界を味わうには大変良い環境かと思います。
ただ手は抜きません。
やり取りしながら意見を取り入れながら一緒になって考え、出来上がるデザインが一番良いものだと思いますので、デザインの可能性を感じて頂けるような、採用へとつながるような提案にはしたいですね。公開コンペであれば他の方のデザインを見る事が可能で、同じテーマにどのようなアプローチを行ったかを学べる部分も多くあるように思います。
が、私自身少々ひねくれた性格のため、提案されそうな案を全力で避ける傾向があるようで斜め上を行きすぎる事も多くあるように感じております。公開コンペという場での募集をする側の心理としましては、いろんな案を見たい、集めたい選びたいと考える方が少なからずいるように思います。しょうがない事かもしれませんが、一つのお題に対し誰でも簡単に思いつく案だとどうしても似たもの集まってしまいます。相手から提示される情報のみですと尚更で、こちらから聞き出せない部分の情報がデザインの骨格となる大切な部分で、それをデザイナーという仕事はコミュニケーションの中で見つけ出すこと、聞き出すことから始まるものだと考えております。
そんなコンペで先日採用されたアキバコネクトさん、One go One wayさんのロゴデザインをご紹介させていただきます。
新規設立するコンサルティング会社の、会社紹介ホームページや名刺等に使用するロゴの制作依頼で、社名の由来は、「一期一会」の想い、「あなたと共に突き進む、あなたの決めた道を」との想いを込めているとのことでした。
ご依頼では、クライアントの方々へ上記の想いが伝わるイメージのロゴを制作して頂きたいといった内容でした。
ロゴのコンセプトとしましては、人との関係、関わり、貴重で大切な出会いとなるような意識、道の先を示すような印、あなたの物語というようなイメージをキーワードにデザインを考え始めました。
デザインとしましては、2本の別々の道が交わり太い道となる、漢字の人のようにも見えるシンボルとしました。
人を大切にするという印象を全面に強く、ストレートに示すカタチ、共に在るというような印象にもなるかと考えました。
これまでの歩み、またこれから始まる歩みとして、本を読み進めたページのようなシルエットにも見えるように、あなたの物語というような意味も含ませてみました。
未確認系メイドカフェとして、いまだかつてないような新しいことに挑戦し宇宙のように未確認な世界へと羽ばたいていく、秋葉原という地域、人が繋がってまだ見ぬ何かをやっていこうという思いでつくる未確認系メイドカフェ、アキバコネクト。
アキバコネクトを略して、「アキバコ」。今はまだまっさらな、空き箱のような場所にいろいろな人の思いで彩っていこう、そういうイメージからロゴは箱っぽい感じでお願いしたいです。といった募集内容でした。
内容に対して、空き箱が宇宙を漂っているような浮遊感、謎めいた印象を第一に考えデザインを始めました。提案時は秋葉原やメイドカフェっぽいイメージでピンクを基調としたデザインをご提案させて頂きましたが、直接やり取りをさせて頂く中でそのイメージから外れた部分、「宇宙」「未確認」「空き箱」「彩り」から宇宙空間らしい、青系の色合いを加えたものへと展開し、現状の案となりました。
シンボルの箱の部分は提案時には共通の形状で向きを変え、浮遊感(宇宙に漂っているような)印象、箱、ビルのワンフロアのような、空き箱としての印象がより強く出るような案、ゲート(現状のSFのワープゲート)等をご提案し、箱の部分が宝石、リングのようにも見えるとのご意見から最終的にはこの案で進みました。
まさか自分がメイドカフェの方とお仕事をする事になるとは。(笑)というような不思議な関係も生まれたりします。
今月、オープン予定との事ですので機会があれば初めてのメイドカフェを真顔で体験してみたいと思います。
関東圏の方は是非お店の方に行ってみて下さい。
どちらのロゴの方も事業がより良い方向にいくよう広島より願っております。