By junkinmoto 01/24/2013 secret garden.意識が及ばない部分について意識するということ。そういった人それぞれにあるであろう「意識の空白」に対して、身近な環境の意識していないであろう状況を意図的につくることで、環境に対する意識や視点をほんの少し変えることができればと考えた。タンポポなど愛らしい雑草を連想させるようなモチーフが、床一面に配置される。床から少し浮くように綿が広がり床面とは質感の異なる白いレイヤーとなり、上から見下ろすと茎の部分はシャープペンシルで書いた線のように床面に描かれる。単体としてみると雑草のモチーフ、全体としてみれば何もないような白い状態となる。意識することで見えてくる世界は、人それぞれの捉え方で輪郭を持ち始める。身近な環境はもとより、普段の生活の中の様々な場面で、意識や視点を変えることで生まれる物の見方、感じ方、捉え方がほんの少し考え方が変わるようにと考えた。(神戸ビエンナーレ2009 アートインコンテナ応募作品) Share: