ミニマルデザイナー改めオプティマイザーに俺はなるっ!のお話し
時間に愛される男ことキンモトジュン(@kinmotojun )です。
少々時間的余裕があって、何か新しい事でも始めようかととりあえずは体質改善のため週2でサウナと毎日の運動(散歩(ちょこちょこやってる)orランニング(素敵なシューズを探してる))、水泳(また始めたい)、筋トレ(バーピー(始めた))、瞑想(ちょっと苦手)でもとどんどんとしたい事が沸き上がってきてます。地域のソフトバレーの集まりに参加したら運動も新たな人間関係も出来る?とかって考えている。とりあえず運動がしたいが考えるだけで何もしていない。(笑)
料理ももっと上手くなりたいと思っていたり、「心も体も生活ももう少し豊かに」が最近のちょっとしたテーマですかね。
本日のお話し(目次)として
・最近始めたこと
・少し働き方を考えてみる
・デザイナーを辞めます
・ただのデザインにはしたくない
今日はこんな項目で書き進めてみたいと思います。
もちろんこの時間的な余裕があるチャンスに仕事に活かせるような知識をインプットするような時間となるように、毎月500円ちょっとのお金を支払って心理学を勉強してる(年始から)。ワンコインでも凄い情報量を得ていると感じているが、折角なのでそれを活かす方法はないか、自分ごとに出来るようにと考えています。心理学はスピリチュアル的なことではなく科学的な根拠があるような研究とか論文からの知識を少しずつ得ています。人はこういうときこういう感情になったり、こんな行動をするというような知識や考え方みたいなことです。例えばデザインと関係するようなこととして、モノ選ぶ時の人の心理とかそういったことなども1つの知識や考え方として持ってると、デザインを考える時の発想の幅は広げられそうだと感じませんか?1つの方法として。
私は感じます。キテマスキテマス。
例えばお店づくりとか、商品の陳列方法、見せ方、人の行動や反応みたいなこと。これまでは何となく感覚的に「こっちよりこっちがいい」とか「こうだとこういった感じになる」であろう的な好き嫌いの判断や、センスやセンス、そしてセンスというようなとても不安定で曖昧なものや感覚を頼りにしてきたことに(ある程度の知識はもちろんあった上で)もう少しハッキリとした輪郭を作るというような、最終的な判断はクライアントの好みとか会話の中から生まれた発想とかでもちろん良いんですが、最低限の根拠や知識としてしっかりとしたベースを作った上で、より強いものにした上でのデザインを考えていけたらより良いなと思うわけです。ベースがしっかりとした強さや高さがあるものになっていると、そこに積み上げるものは安定しより高くなるといった単純な考えです。またこのあたりの話しを詳しくちょこちょこっとまとめたいと思います。
働き方の改革やっ!!!
色々と新たに始めたことや辞めたことなどありますが、事務所として今後どうしていきたいかも考えるとこれまで目標としてきたことがかなり変わった。良くも悪くも全て自分で考え、工夫して自由に変える事が出来る働き方をしている。2人になったので2人で事務所をどうしていくか考えていくという言い方が正しいですね。試行錯誤してみることは仕事柄嫌いではなくむしろ好きな方。というかそれが私の仕事でもあるのですがね。
これまでは「事務所を大きくしたい(物理的に)」、「スタッフは最低でも3〜4人に、小さくても楽しい(楽しそうな)デザイン事務所」というような漠然とした夢や目標がありましたが今は全くありません。去年からカメラマンと2人体制になり、お互いの仕事は完全に分けていてノータッチですが、仕事を見せたり意見やアドバイスもらったり、悩みとか聞いたり言ったりする事でかなり満足しちゃっている自分がいます。
同業者との飲み会等で「今後どうしていきたいの?」みたいな質問をされると、「事務所を大きくするんやっ!」みたいなことをずっと言ってきました。
密かに考えてた事としては広いスペースを借り、仕事柄もちろん内装にもこだわって、大人数のスタッフを抱えバリバリ仕事をこなし、そうする事でより大きな案件も入るようになり、仕事量自体もブーストするんやーってことへの憧れみたいなものがありました。完全に人からどう思われるかという見栄&見栄の俺スゲー的発想です。ブーストするのは奪われていくであろう自分の時間。大切にしなくちゃいけないであろう時間。好きなデザインに使える時間が無くなることや不必要な仕事が増えることなど諸々。できることも確かに増えるが出来なくなる事もやっぱりあるよねって思うわけです。自分がそれをできるように最適化していくことの方がよっぽど重要なんじゃないかと思うわけです。
デザインの一番楽しいところや大事なところ、おいしいところを人に任せるなんてコト。、
そんなことしたくないやん?!
俺が全部やることに意味がある。価値があるんやーってことにもやっぱり限界はあるし非効率ってことも分かっている上でもっともっと小さくコンパクトに身軽に、無駄な時間を省き、不必要な事を辞めることで豊かになることもあるなと再認識すると同時に停滞する事なく、新たに挑戦出来るような事や工夫できることはないかを考えるのがとても大事なんじゃないかなって思います。
デザイナーを辞めてオプティマイザーに俺はなるっ!
無駄を無くし最適化していく。どこかミニマリスト的な考え方にも思いますが、私が考える良いデザインについては余計な事をデザインしない、必要最低限のことから最大限の効果を狙うというようなミニマルなデザインをとても意識しています。
デザインをしていると、「それお金をかけて別に作らなくても良いんじゃない?」というような事も多々あります。なんかお金だけかかってるだけでもったいないなって感じの事。予算があればできる事の幅は確かに広がり、出来上がるモノそのものとしての価値は上がるのかも知れませんが根本的な問題解決にならないであろうパターンです。依頼された何かしらをデザインや制作をしたところで効果にも変化にも繋がらないというようなこと、根本的な問題解決はもっと別な部分にあるんじゃないかなというようなことが感じられる場合。
それをバシッと指摘するもの私の仕事。
予算がある事には越したことはないのですが、工夫は必要です。予算がないのはそもそもの問題ですが、せめて夢を多く語って欲しいし、情熱は傾けてほしい。できる範囲での工夫は出来ますし、もちろんします。予算もなくやる気もない人の仕事は受けません。お互いのためにならないことはそもそもしない方が良くないですか?無駄だと思いませんか?それって誰のためのデザインなんでしょうか?
デザイナーがデザインをしない(コトもある)
そのようなクライアントとの関係はどうだろうかと考えてみました。
こういったものを制作したい、デザインしてもらいたいというご依頼に対して、それを作らず別のものを作るというような発想です。例えばダイニングテーブルをデザインしてほしいという依頼があったとします。そこで「はい。分かりました」とテーブルのデザインをいきなり始めないということです。何故ダイニングテーブルが必要なのか?、必要な数が足りてない?、そもダイニングテーブルがないのか?、食事の場を作りたいの?、食事だけでなく仕事も出るような場なのか?、といった依頼に至った経緯というものがあるかと思うのですが、例えば食事をするためのテーブルとしてのダイニングテーブルであれば、仲を深めるためや会話を作るための装置としての何かでも良いわけで、テーブルとしての脚があって天板があるといったカタチそのものには意味はなく、テーブルぐらいモノが置ける高さや強度、4人程度の食事が置けるスペースや距離感があればダイニングテーブルという依頼に対しての一つの回答になるかもしれない。
もしかするとカウンターテーブルでも良いかもしれませんし、ワーキングデスクでも良いかもしれない、ベンチでも良いかもしれませんし、お盆がダイニングテーブルという機能をもっているような、ただダイニングテーブルを作るだけではなく、どんな場所や状況でどのぐらいの人数、誰がどのように、どんなときに使用するテーブルなのかというようなことを聞いてみると、答えは必ずしもダイニングテーブルを作ることではなく、デーブルではない別の何かなのかもしれない、そもそも作らなくても選んだり買うって選択肢もあるわけです。
何故ダイニングテーブルをデザインしなくてはならんのかを考え、ご提案し必要であれば制作をする。一番良い結果になるための答えを一緒に考えていくことができる。これがオプティマイザーといった最適化をしていくことです。
こういった何か問題解決のための発想の部分でデザイナーはもっと困っている人と関わっていかなければならないようにここ最近感じており、デザインコンサル的な仕事も始めていこうかと少し考えています。というかこれまでの業務の中に含まれていることでもあるのですがね。
知識や技術、考え方に価値が生まれるような、価値と感じて頂けるような仕事を今後していかなければ自分自身の成長にも繋がらないように感じています。ただ何かをデザインをするだけのデザイナーを辞め(これまでもしていませんが)、より自分自身を最適化していくようなことも考えていきたい。いろいろとテストしていくこと、小さな改善の継続は大きな飛躍に繋がります。
「今後どうしていきたいの?」って質問には「より小さく身軽に、変わった事を楽しくしていきたい」って答えるようにします。自分たちの最適解を探していくことが大事なんじゃないかな。