[東京という選択肢を外したわけ] 地方デザイナーの悩み教えます!
さて問題です! ここはドコでしょうか?
分かりましたか?
トレースしながら、あれ?○○ってこんな感じだったっけ?って感じると思います。
自分の生活している場所。何となく天気予報などで大まかなカタチは分かるが、いざトレースしてみると感じる違和感。
皆さんも簡単な地図で良いので、自分の住んでるトコを上からなぞってみては如何でしょうか?(笑)
なぞる?
(意味:すでにかかれた文字や絵などの上をたどって、そのとおりにかく。)
これって方言じゃない? まぁいいか。正解は
広島県でした。
左下に凹んどるとこあるじゃろ? そこらが広島市内なんよね。 広いけぇそのへんしかワシも知らんわぁ。
意外と広島弁って人気で、全国方言ランキングで5位ぐらいなんよね。
知っとったぁ? ( ´・ω・)
とまぁ皆さんも自分の住んでるところは、もちろん好きだよね?
今回は広島のデザイナーの悩みを書いてみたいと思います。
中央(東京)と地方(それ以外)について
こういった比べ合いはよくありますよね。
正直、東京で働いたことがないので実情などは分かりません。
ただ考えられることは、圧倒的な仕事の数と、クライアントの意識の高さによるデザイナーとしてのしっかりしたポジションが用意されているように思います。
仕事の質、お金のことなどへの理解、などなどいろいろと異なる部分も多そうで、仕事をしていくという意味での環境は、とても良いイメージ。
実力主義 人が見えない もう知らないんだからね 人多すぎ 人ごみ苦手 あぁ苦手だ 人に酔いそう
そう、人ごみが苦手なんです。
デザインを仕事としている人も多く、正直、俺じゃなく誰かがやれば良いよねって思います。やってる人もよく分からない。
てか人多すぎだっ!
私がそこでしっかりと生活をしていないから、同じように東京の方、他の地方の方も私を知らないのと同じ。私があなたを知らないようにね。
広島は特殊な街なのかもしれないこと思うことがあって、それは、仕事してるとデザインでも様々なジャンルありますが、その業種を越えて何となく誰かとつながっちゃう感じがあるんです。
あぁ グラフィックのあの人だよね。みたいな感じの話。コンパクトにまとまっちゃってる広島県だからかな?ドコかしらで会っちゃう。
初めましてですっけ?みたいなことになったり、最初の会話から、あぁ知ってますよ!(これは学生さんに多い反応です)みたいなことにもなったり。
そちらはどうですか? 同じような感じなんでしょうか?
それが知りたいと思いますが、知る術がありませんよね。
チャンスの順番待ちについて
県内の重要な仕事を他県の方がやっていたりする状況がある。もちろん、県内から県外へ、海外でも仕事をしているような方もいます。
要するに、強いものが勝つデザイン界の弱肉強食の世界がそこにはあるんです。
結局、ドコで働こうが同じだと思うんです。距離的な問題を実力が上回ればドコだって。、私だって。、
でも、ここで働きたいんです
それは何故か?
広島好きだから! 地元だし、ここで働きたいんです。
ここを良くしていきたいんです。
これが私が広島でデザイナーとして働いている理由です。学生の間は県外の大学(福岡県)、大学院(神戸市)と転々としていました。
広島で仕事をするために。
この場所を軸として、いろいろと県外へも仕事をしていきたいとは考えています。仕事として福岡、神戸へ戻りたいとも考えています。
そこで見えてくる生活と仕事の関係
デザインって身の回りのことをほんの少し良くすること。例えば、友達が食べてる食べ物を一口もらうみたいな感覚に似てると思うんです。
って、分かりにくいってね。(笑)
どんな県民性とか、何が足りないとか。こうすれば良くなるとか。、 相手の性格を知っているというようなことが重要なのではないかと考えています。この場所だから、今こうして働くことが出来ているということもあるように思う。
こういったことって、実際に生活したりしてみないことにはなかなか見えてこないもので、時間もかかることだとも感じています。
そこで何がしたいかということより、何が私に出来るかという、私という関係性が生まれる。
人と人だったり、場所だったり、私生活、言ってしまえば人生。 知り合い作りたいし、おいしいご飯も食べたい。 あぁ食べたい。
それでも東京で働きたいと思う?
ぶっちゃけNOです。
実際に何か仕事をしてから言えって感じでしょうけどね。
ただ、こういう場合は違います。
広島の方が、東京で何かしてみたい。力を貸してほしいというような場合です。挑戦者 広島発信の東京育ちみたいな。、 それを足がかりに東京での方とつながり、少しずつ仕事になるようなことも考えられます。その頃には心境は変わってきていると思う。
仕事を受け付けないという意味ではなく、モチベーションという意味での話です。
福岡と神戸の場合はまた違ってきます。学生の間そこで生活し、笑ったり泣いたりといった経験として、リアリティーがあるから。
人や場所への感謝という感じでしょうか? 古くさい考え方かもしれませんが、大切にしていることのようにも思いますし、そういった気持ちのようなものを、仕事として伝えたいと強く思っています。
そこに私が関わる理由のようなものが欲しくなるのは、傲慢なことなのでしょうか?
否定ではなく、分からないという悩み
仕事の仕方は人それぞれ様々あって良いと思いますし、それを否定するつもりでこの投稿をしているつもりもありません。
自分の仕事の仕方や、大事にしていることを書いています。
今年の4月でこの仕事を始めて5年目がスタートしています。
自分に出来る最大限の幅をつくり、柔軟な仕事の仕方をしています。 具体的にはインテリアデザインのようなことから家具や什器のようなプロダクト、ウェブ関係やグラフィックデザインと様々。
自分のやり方で仕事をしていくということ、これはずっと悩ませられる難題のように感じています。
答えがない問題だからです。
最近では、学生さんからウチで働きたいというご連絡も多く頂いており、少しずつでも興味を持たれるような働き方が出来てきているのかもしれないと考えるようになりました。
人を育てたいという気持ちも最近ありますし、考えていきたいことだとも思っています。