Works / Branding design
お店の移転に伴うロゴのリニューアルとしての、店名のアルファベット表記を「TROUVER」から「TORUVE」へと変更を行いました。読み方はこれまでと変わらず「トルヴェ」のまま。この変更は単なる見た目の変化ではなく、お店のコンセプトや想いをより明確に伝えるための大切なステップです。
店名「TROUVER」は、フランス語で「見つける・気づく・出会う」という意味を持っています。また、「大切なことは気づくこと」という、お店が大切にしてきた言葉も込められています。この想いをより深く、より自然なかたちでロゴに反映させることを目指して、デザインの見直しが始まりました。
新しい表記「TORUVE」は、アルファベットの「R」の位置が変わり、ひとつ減って見える点が特徴です。
この変更は、お店の移転というタイミングと重ね合わせています。「Rの位置が移動する」という視覚的変化には、“場所が変わる”という実際の移転、そして“これまでとこれからが重なる”という意味を込めました。
Rが消えるのではなく、RにRを重ねるようなイメージ。それは、これまでの歴史や想いを上書きせずに、新しいかたちとして引き継いでいくことを表しています。「かたちは変わっても、想いは残る」——そんな前向きな変化としてのロゴ変更を意識しました。
ロゴリニューアルの背景には、店名をより読みやすくしたいという意図がありますが、それ以上に「これまで大切にしてきたものを、意図的に残す」という想いがあります。
ロゴにおいては、これまでのテイストをできるだけ保ちつつ、新しさと遊び心を加えることを意識しました。たとえば、SNS上で見た印象と実際に訪れたお店(オーナーの野上さんご夫妻たち)との間に、いい意味での“ギャップ”をつくる。それがロゴや今後のデザイン全体における価値のひとつになると考えています。
新しいロゴでは、「R」の文字に特別な意味とデザインの仕掛けを持たせました。
たとえば、スイッチや切り替えレバー、ビックリマークのようにも見えるようにデザインすることで、「驚き」や「気づき」といった感情を呼び起こすような要素を含ませました。
これはまさに、「発見のR」「気づきのR」として、ブランドコンセプトを視覚的に伝える役割を果たします。
移転を機に、新しいスタートを切るお店ですが、ただ「始める」のではなく、これまでのお店としっかりとつながっていることを感じられるように。
ロゴの中に、「変化の瞬間」や「新旧のつながり」を表現し、「新しいページをめくる」ような、自然な移行をデザインしました。
さらに、店名の頭文字である「T」や「t」、または日本語の「と(ト)」に注目し、そこに特徴を持たせる案も考えています。
「と」という文字には、「〜と共に」「〜とつながる」といった意味もあり、お客様との関係性や、これまでとこれからのつながりを表現するキーワードにもなります。
また、カタカナの「と」は、シンボルマークとして親しみやすく、キャラクターのような存在感を持ちます。紙袋やラッピングペーパーなどのツールに活用すれば、シンプルなアルファベットロゴとのギャップや遊び心を演出することができます。
知る人ぞ知るお店、というブランディングにもつながります。
今回のロゴ変更には、「店名をより読みやすく」という目的がありますが、あえて逆に、“読みにくさ”や“気づき”を含ませることで、お客様が「ロゴに込められた意味」を発見するきっかけをつくりたいと考えました。
知っている人にはすぐに読める、知らない人にも興味を持ってもらえる。そんな、ブランド体験としてのロゴデザインを目指しています。
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