[地域おこしブランディング] ユニフォームリニューアルからの今後の展開やアプローチについて [ぷらっとホームつなみ]

安芸太田町地域おこし協力隊のキンモトです。気がついたらもうすぐ10ヶ月ほど協力隊として活動をしているので、今日はこれまでのそういった活動について少しまとめるという意味でも共有できれば良いなと思います。

先日、ようやく配属先の夏用のユニフォームが完成して皆さんで着てもらいました。なんかみんな楽しそうでよかった。ちょっと制作側の手違いで制作枚数が半分の数に。、しばらくは移行期間で新しかったり古かったりするタイミングもあるかもしれません。大きな変化や実績としても1つカタチになりましたね。

 

昨年の8月に配属され、10月頭に運営してる振興会へまずはアルファベット表記のロゴやシンボルマークを提案し、採用。合わせて看板やユニフォームについての大まかなデザインについても採用され、個人的にユニフォームのサンプルを制作し、実験的に昨年の冬からずっと着ながらスタッフへの具体的な情報共有を行い、パーカーはちょっとどうかな?みたいな話もありながら、一部スタッフも個人的にTシャツを制作して欲しいということから少しずつ目にみえる変化が起こり、今回は夏用のみですが全体でも制作しようと具体的に話が進みました。ボディーの素材や色を選びには難航し。、意見がバラバラで悩み、黒ともう1色選んでもらいような、これまで同様の2色展開をしてもまぁ良いかな?というようなカタチも考えつつ、それでも決まらず、最終的には私が提案してた黒で統一することに決まり、現在に至ります。(結果オーライ)

 

分かりやすい見た目の変化はよくいらっしゃるお客さんには分かりやすく伝わりますが、スタッフ側の意識の変化もとても大きいと考えています。これまでずっと細々したPOPやプライスカードなどをひたすら作り替えてた日々ももちろん必要で今後も大切な動きではあるのですが大きな変化とはやっぱり伝わりにくく、ユニフォームを変えるぐらいの変化があると、他も変えたい、もっとこうしたいというような意見が生まれやすい状況になることも期待しております。

そうなんです、私の目的はそういったポジティブな意見が生まれる環境をまずは作ること。地域からは具体的な変化(売上を倍にする)を私に期待してもらって配属が決まっている経緯がある以上は、そういった状況を作ることが私がここにいる意味でもあります。

お客さんからの分かりやすいポジティブな反応があるとスタッフ側のモチベーションは自然と上がり、楽しく業務を行える。これまではそういった意識で少しづつ環境を整えていくような活動をしておりました。

その上でより地域の価値を高めていく、結果的に配属されているお店の価値が高まっていくというような流れに繋げたいと考えております。

何もない地域と言われている場所でも何か強みがないだろうか。これは他にはない差異として、アピールできるものはないだろうか。今あるコンテンツ(になりそうなもの)をこれまで以上に価値のあるカタチでアピールすることはできないだろうか。というような、まずはベースの底上げをする、整えるだけでも具体的な変化にはつながるだろう。

1年目から2年目にかけてはこういった意識で活動をしていこうと考えております。

 

以前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、急に来たよそ者が何かを変えたい。こうしたら良くなるんじゃないかというような提案をしたところで、そこを運営する方々や生活をされている方々には必要ではない事かもしれない。勝手に決めないでくれというような思いを持たれる方もいることは容易に想像できました。私も同じ立場だったらそうかもしれない。

だからまずは地域での人間関係をちゃんと築いた上で、私に求められる活動が1つでも多くできればいいなと、最悪そのぐらいでもいいやとも配属前は考えていました。2年間は地域での信頼関係を構築するための行動や活動をしていこう、3年目から何か提案して1つでも状況が変化するような提案をしてみよう、結果的にその提案を採用がされなくても、提案したということがここでの実績となれば地域にとっても少しはメリットになるんじゃないか?ぐらいの心構えでもいました。

よく地域おこし協力隊と地域とのミスマッチみたいな話として、モチベーション高くやって来た協力隊と、受け入れた地域との温度差みたいなことが語られること目にしますが、どのようなスタンスでミッションを行い、地域と関わっていくか、互いに柔軟な部分がないと難しい場合もあるのではないかとも感じます。

私の場合はこれまでの事業や実績も高く評価していただいていることも、期待されている部分もあるのかなとは感じており、配属される前から提案みたいなこともさせていただいておりました。ゴリゴリの企画書のようなものを配属前(引っ越し中)に提案していたモチベーション高い系の協力隊の人。3年?そんな短い期間で何が変わるの?絶対に時間ないやんというのが私のベースとしてずっとあります。

実際にやらなくても良い、決まらなくても良い。それでもお給料(税金)をいただいている立場からちゃんと提案はしますというスタンスですね。ただし提案としてはこれを行った場合にはこういった変化や可能性があるというようなカタチにしています。いや逆かなこういった地域の課題があるようなので、こういった変化があればそういった課題や問題が解決する可能性がある、その場合にはこういったことを取り入れてみてはどうか?というようなアプローチを行っています。多分ですが相手にとっては分かりやすい提案になると思ってます。今回で言いますとユニフォームをリニューアルしたいではなく、こういったお客さんを少し意識したお店づくりをすべきではないか?そういったお客さんはどういったスタイルの方々なのか?じゃあもう少しそういった方々のスタイルに寄せていくようなカタチも良いのではないか?すごく簡単にいうとこんな感じね。

ただこれまでのやり方みたいなことが全く通用しない場合も多くあります。なぜこのデザインなのか。直感的にお年寄りでも分かりやすいものとして文字は大きく分かりやすく、色は派手にして強調することが良しとされている環境において、私が行って来たようなデザインは対極あるように感じ、初めはとても悩みましたね。新たな挑戦でした。

例えばそういった文字大きくする、線を太くする、色で強調するというような事がお年寄りに合わせたデザインかは正直なところ分かりませんが、結果的に若い方には合わないデザインになってしまわないだろうか?これまでは具体的な対象を決めてそこにドンピシャでハマるようなデザインを考える事も、ある程度広い幅の方にも受け入れられるような、悪い意味ではなく柔軟なものとして置きにいくようなデザインを考えることもありましたが、幅が広めな対象にピタッとハメるようなデザインを今の環境では意識しています。

ピタッとはめるデザインとは別に置きにいくようなデザインも並行して走らせるような、例えば作り込むようなデザインと即興とかライブ感の良さも取り入れるような、ある程度決められたルールの上でのラフなデザインが共存するような良さもあるなと感じています。全て統一することでちゃんとしている印象になる。ブランドとしてのコンセプトが明確になる、カタチや色が出る。

行う提案をすることと同時にやめるための提案をすることも同時に行って来ました。こうして行きたいからこれをやめたい、または代替案を出したり作ったりもする。具体的にカタチにしないと伝わらない、やってみないと分からない。、いくつもの高いハードルがありますよね。

 

このユニフォームのリニューアルプロジェクトとして、今回制作しましたTシャツも実は足掛かりとして考えており、私が目指しているのは屋外の看板のリニューアルだったりします。ここを変えることが私の次の目標として、現在ゴリッゴリの資料をせっせと作っております。

この看板リニューアルについても配属2ヶ月目の段階ですでに一部提案しており、意見なども頂いております。そういった部分も踏まえ、現状での案にブラッシュアップさせた状態で提案できればと検討中です。

こちらも少しずつですが、のぼりなどからリニューアルしつつ、看板に繋げたいですね。、印象ですごく損しちゃうパターンですね。

今回は表面的なことで進めているプロジェクトについて共有させていただきましたが、また機会があれば、地域のコンテンツみたいな部分での関わりについても共有できればと思います。

何度も言っちゃいますがベースを整えつつ、今あるコンテンツの底上げや魅力向上、からの情報発信。一人でも多くのファンの方をという意識から関係人口というような部分にもコミットしていけたらと思います。

はてさて。

 

最近、暑くなりましたが頑張って行きますね。

また良かったらBlogを覗いてみてくださいね。ではまた。

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広島でgreenpoint design (グリーンポイントデザイン)というデザイン事務所をしています。ブランディングや店舗デザイン、グラフィック、Webデザインと幅広です。カメラマンと2人の小さなデザイン事務所です。デザインや撮影でご協力出来ることがあればよろしくお願いいたします。

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