
AVボードのプロダクトデザインを設計担当させて頂きました
久々のプロダクトデザイン。AVボードのデザインを担当させて頂きました。
ご依頼内容としは木製であること(部分的なアイアンの取り入れやブラックやホワイトなどの塗装も可) 、スピーカーを組み込んであること(最低2個の左右のフロントスピーカーと、サブウーハー) 。サイズはW1800mm以内、H400mm以内で、指定のアンプを置くスペースがあり収納力があることを条件として、デザインを検討してみました。
ご提案内容としましてはAVボード自体を分割すること、組み合わせることでのカタチのバリーション展開などにも可能性が生まれるようなデザインを検討しました。1つのAVボードとして一般的な一体型のAVボードには無い柔軟性や可能性、またはある種のセミオーダーのような、ある程度購入者側に柔軟な選択肢が用意されているデザインとして、セット販売やパーツとして部分的な購入によるデザインの可能性についても検討してみました。組み合わせつことを前提として1つのデザインとしてできるだけ多くのバリエーション展開ができるようなデザインをご提案させて頂きました。
素材のグレードやパーツの組み合わせでデザインのバリエーションも広がるような方向性で検討してみました。
これまで販売されてこられたAVボードシリーズとの違いや差別化について、デザインしますAVボードはスマートフォンからの音楽や、youtubeなどの音(カラオケの音なども含む)など、あらゆる音源を AIRPLAYで楽しめるスピーカーキャビネットであること。従来のホームシアターというコンセプトから、2つのスピーカーとサブウーハーを組み込める 2.1チャンネルラックというカタチで開発を検討。設置環境としましては、主にリビングとして一般の戸建て住宅はもちろん、マンション等でも楽しめるようなものであること。またWEBでの販売も検討し、梱包サイズを出来るだけ小さくすることも意識し、全く新しいAVボードシリーズとして、使用方法やデザインについての可能性を検討できればと検討してみました。
デザインの可能性について、一体型のAVボードを分割し各要素を組み合わせるような、形状や使用方法にバリエーションを作ることでリビング以外の場所でも使用できるような、キッチンやダイニング等での使用もできるような可能性も検討し、テレビやモニター、プロジェクターのスクリーン前等に設置されるAVボードとしてのこれまでの役割と設置場所に限定されることなく、AIRPLAYなど無線にできる部分が加わることでより自由な発想でAVボードについてアプローチしていけたらと検討してみました。
純粋に音や音楽のみでの使用と考えますと、例えばキッチンのキャビネット兼スピーカー、洋室に限らず和室への設置も可能かもしれません。AVボードのような役割をする別の何かというようなプロダクトに、今回のご依頼に対しての可能性を感じご提案させて頂きました。
和風、洋風問わずニュートラルなデザインや素材の質感でより多く方に対して、間取りや生活環境、使用場所を問わず、音楽(音)と生活のこれまでにない新しい関係が生まれるような、可能性を含ませたデザインを意識して進めてみました。
やっぱりなんでしょう?
図面を引くのが楽しいはですね。