[近々、活動開始] 安芸太田町の地域おこし協力隊に採用していただきました 。[地方移住について]

車で1時間ぐらいの距離に移住先が決定し、人に会う機会も増えて少々バタバタとしている人たちです。

こんにちは。

不安も多少はあり、楽しみも多くありといった心境ですね。（変装したヒゲと鼻眼鏡の写真は妻の友人用に誕生日プレゼントとして撮影しました。 ＠安芸太田町役場近くの川）

この度、私、広島県山県郡安芸太田町の地域おこし協力隊として津浪という地域に配属されることとなりました。雇用形態としては地方公務員の非常勤職員という位置付けになるようです。正確な活動開始の時期はまだ未定ですが、1日でも早く地域へといった感じで調整しております。

偶然やらタイミングが重なりこの津浪地域の地域振興を主な業務として、地域にあります小さな道の駅のようなドライブインのような施設があるのですが、そちらの運営やサポートを中心に、マーケティングや地域産品の開発、販促活動、販路開拓（ブランディングやデザイン）などなどのお題を役場の方から頂いておりますので、そちらに向けて準備している感じです。津浪地域全体の価値を高めるというような役割が主な業務となるかと思います。パートナーと行っていますこれまでの仕事ももちろんこの地域で継続しつつ、特定の地域課題に対しては外からではなく地域の住人という立場から自分ごととして関わっていきます。

元々、少し田舎の方に環境を変えたいという思いで移住を考えてはいたのですが、ここ2、3年で価値観が大きく変わり、本当の豊かさってなんだろ？ってずっと考えてました。何が今、自分に足りていないんだろう？って。パートナーからは人付き合いだよ！ってよく言われるぐらいコミュニケーション能力が低いと感じる私。。世の中的にも人に会うのが難しい状況ではありましたが、そういったことからの反動もあってか積極的に動き、自分を変えてみる良いタイミングかもしれないって考えています。

これまで続けています仕事についても本当に必要とされる地域や人に対して関わっていきたい。「助け合いが必要不可欠な関係性の中で生活を行いたい」、そう心の中にはずっと関心があり、それなのに何も動けていない状況に対してずっとモヤモヤしてました。

正直なところこの先どうなるか分かりませんし、そんなことは誰にも分かりゃしませんが、積極的に今挑戦をしてみたいことには正直に、素直に動いていくことも大切かとも思います。今後はもっともっと人のために動ける人になることを考えていきたいと思います。今、自分に足りていないのは表面的にではなく深く付き合っていく人間関係みたいなものなんじゃないかとも思っています。

自分に足りていないものを求めて、そもそも足りていない物事が多い安芸太田町という広島で一番人口の少ない地域に移住をすること。

側から見たらかなり矛盾している考えや行動のようにも思われるかもしれませんが、必要なものは必要な量だけあれば良いと思いますし、少ない方が身軽だとも思ってる。何か足りないものがあれば工夫して、無いなら作ればいいやって思ってる。こういった環境や状況に合わせて工夫し対応できるスキルは今後必要と思いますし、自分で考えて1つひとつを選択をすることができる余地や余白というものには豊かさを感じます。

協力隊についての採用または不採用の通知が役場から届く前に、地域の方から「住む場所こっちで探してるから、ちょっと見においで〜」と連絡を頂いたことで、採用について知ることになったのは内緒なんですが。（笑）そんな感じの地域の空気感もなんか良くって、ありがたく、一刻も早く地域に関わりたいとも思っています。地域の方々には活動開始前から私たちのために動いてくれていることも多く、そういったご縁やご恩にも1つずつお返しをしていきたいですね。

津浪はこんな地域です。個人的に、まんが日本昔ばなし的風景と思ってます。見ての通り何も無いはずもなく課題は山積みでやる事は多いです。

特徴的なカタチの丸山周辺には里山風景が残ります。地域には有名な棚田が3つあり、その内の1つがここにあります。昔は林業なども盛んで多くの人がこの地域で生活をしていたようです。地域には今も神楽などの伝統芸能も残っています。名前の津浪（つなみ）は過去に山津波が起こったとされる地域で、そこから名称になったというような言い伝えもあるとか。地名が地名なので自然災害への注意や意識は必要かもしれないですね。

安芸太田町全体にも言えることなのですが、広島市内からのアクセスもよく地域に住みたい人は多くいて、空き家も多いのに住める状態の家が全然ない、家主さんが貸してくれないというような課題や問題もあります。不動産情報なんてものはほぼなく、完全に地域の方々や役場の方々のネットワークで探して頂いてる。役場側ももちろんそういった状況を知っていますので、何かしら対策などが行われることを願っております。

そういう私たちも住む場所は完全に地域の方々にお任せしてる感じで、住む予定の場所は決まりました。家主さんが大切にされていた勿体無いぐらいの大きなお家です。今後お家に何も問題等がなければそこに引越しする予定です。引越し先を自分で選ばないという選択は初めてで少し面白いですね。もちろんある程度は要望は伝えてはいます。地域に空き家は30件ぐらいあると聞いていますが、使用されていない期間が長く、どれも大改修は必要になるかと思われます。そういった面でもご協力できそうな活動も視野に入れつつ、地域の活動も当たり前ですが大切だと思いますので積極的に参加をしていきます。

取引先の方々にはこれまで以上にご不便をおかけすることもあるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。